
先週ジェシーJが出場している!と気がついてから結構見ている中国のシンガーリアリティーショー・Singer 2018ですが、金曜日の夜に7回目の放映の内容がYoutubeにアップされていました。
こちらは英語のサブタイトルがついたバージョン。
番組をまるまるアップしてくれるだけでなく、英語字幕もかなりのスピードで付けてあげてくるのがすごいです。
今回は北京時間の金曜23時(日本の土曜0時)に中国語版が公開され、その後2時間後くらいには英語の字幕がついたバージョンもアップされていました。
ジェシーJとフィリピンの歌手KZの影響で閲覧者の地域がかなり広がったのでしょう。特にコメントではKZを応援するフィリピンの方のコメントが多く見られ、KZの人気と、多くのフィリピン人がYoutubeを活用していることが伺えます。
最近ではThe Voice UKでジェニファー・ハドソンやウィル・アイ・アムが自身のスマフォを持って配信することも多いですし(ウィルは数年前に番組中に電話に出たこともあったような)、テレビ番組とSNSの在り方は世界中で色々変わってるな〜と思います。
あと元々中国語も字幕がついているので、ちょっとずつ漢字でも推測できるようになってきました。漢字文化圏てありがたいですね。
モンゴル人の歌手がすごかった
さて、肝心の歌手2018EP8ですが、今回はモンゴルの歌手・腾格尔(テングリ)さん(58歳)がすごかったです。テングリさんは北京在住で、日本で言うと北島三郎さんみたいなポジションでしょうか。
番組前に楽屋に他の出演者が挨拶に来たりと、みんなに尊敬されているのがわかります。ご本人は「番組に出るような服もないし、、髪もこんなだし、、シャイだから他の歌手とどうしゃべればいいかわからないし。。。」(もちろん謙遜)とめちゃくちゃ内向的なおじさまのようなんですが、歌い出すと素晴らしいテクニックでした。
まずイントロの呼麦(フマイ)というモンゴルの独特の発声の人がすごかった。。ジェシーもびっくりしてました。
中国の歌を聞いていると、どうも口の中での声の響きが大事なのかな〜と感じるのですが、テングリさんのの発声・響きはすごく綺麗でした。
また気持ちを込めて荒々しい声をだす部分と、きれいな声の切り替えもすばやく、感動的でした。
番組中、テングリさんは2位、1位は华晨宇さん、3位がジェシー、4位がKZでした。
テングリさん、今回は良かったですが、他の人の歌を歌う時はどうなんでしょう。。ちょっと気になります。
他の歌手は前回よりも・・・
他の歌手の皆さんは、どうも前回よりもちょっと失速気味だったように思います。
ジェシーはルーサー・ヴァンドロスの「Never too much」。
十分上手ですごく良かったのですが、前回のPurple Rainがすごかったので、それに比べると。。。という感じ。
元々ルーサー・ヴァンドロスの原曲自体がすごくいいので、ジェシーにしてはオーソドックスに歌っているようです。
こちらは以前の the Voice UK バージョン。ファイナリストとのデュエット。
こちらの方が個人的には好きです。
1位の华晨宇 Hua Chenyu さんは持ち歌の《我管你》を歌い、一発目からかなり会場を沸かせていましたが、前回の《双节棍》Nunchucks のような大胆なアレンジはなかったので、ちょっと残念でした。でもこの年令で本当に上手だと思います。
KZ·谭定安 KZ Tandingan はジャスティン・ティンバーレイクの《Say Something》を熱唱。こちらは前夜に歌を変えたということでした。気持ちがこもっていていいな〜と思うのですが、ちょっと声を響かせすぎでベタなロマンチックすぎる感じがしました。もちろん本当に上手なのですが、2つ前の Rooling in the Deep がすごく良かったので、こちらもそれに比べると。。。という感じです。
おそらくEP6とEP7は一緒に撮影したか、もしくは間がほとんどない状態だったんじゃないかな〜と思います。
曲のアレンジなどはかなり準備に時間がかかると思うので、皆さん今回はそこまで余裕がなかったのかなと。
でもテングリさんの登場で見せ場ができてよかったと思います。各回でそれぞれの歌手に神回があるのがこの番組の醍醐味かもしれません。