
昨日 The Voice UK のことを書いたので、そういえばJessie Jは今何してるんだろ?と探してみたところ、、なんと中国のTV番組「The Singer 2018」(中国名では 《歌手2018》 )に出演中でした。
https://zt.mgtv.com/act/2018/geshou/
↑中国のサイトだからか、三國無双のサイトのように見えます…!(気のせいかな?)
「The Singer 2018」はもともと韓国で始まった「I am Singer」を基にしていて、国内外の実力派の歌手が歌で競い合うという結構ガチな番組らしいです。
毎週7組くらいが歌って、その中のワースト1〜2名が落とされ、また新しいシンガーが追加されるという仕組み。
最初はなぜジェシーが中国?と思いましたが、どうも英中親善のプロモーションも兼ねていたりするようで。(番組の途中で英国大使館?の人が紹介されたりしていたので)
Youtubeに各動画が置かれているので色々みましたが、、 Jessie J のやりたい放題ぶりがすごい。
もちろんいい意味で。
このPurpleRainは本当に良くて、自分の持ってるスキルとかクオリティの高いバックバンドとか、もう持てるものを全部出してやりきった!という感じのステージでした。
後半号泣してる男性の気持ちがものすごく良くわかります。
ジェシーJは声のコントロールがずば抜けていてAdeleも絶賛の声の持ち主らしいのですが、そのスキルが時としてやり過ぎのように聞こえたり、またポップな楽曲を歌うことが多いので、普段は上手さが見えにくい歌手でもあるように思います。
が、今回はかなりいい感じです。
中国では元々バラードとかしっとりめの曲が受けやすいので、ノリの良さよりも聴かせる曲を選んでいますし、そこでアレンジを聴かせたりするのも大歓迎な感じなので、ジェシーがやればやるだけ好評価というか、意外と中国の音楽好きとジェシーJの相性はかなりいいんじゃないかと思いました。
最初は持ち歌「Domino」をノリよく歌って、あとは一般的な名曲を「上手いな〜」という感じでそつなく歌っていたのですが、だんだん聴衆のツボを掴んできて、盛り上がりどころ、泣かせどころをこれでもか!と詰め込んで来るようになり、一回のステージがかなり贅沢な感じになっています。
あとこの番組、カメラやステージ、バックバンドなどなど多分予算をかなりかけて作っているので、それぞれのクオリティがものすごく高いんですね、多分。
なのでジェシーも持ち歌から人の曲まで、思う存分にアレンジして歌いきっています。
こんなのできる番組、たしかにあまりないかも。
流石、勢いのある中国だなと思いました。
また、中国語がわからないジェシーなりに、通訳任せにせずにハートマークのジェスチャーで聴衆に気持ちを伝えたりとか、ちょっと中国語しゃべってみるとか、ボディランゲージ使ってみるとか、この外国で頑張ってるぶりがまた素晴らしく、また他の参加者の方も英語で話したり(もちろん英語の歌も歌うし)、中国語と英語が自然にミックスされてそれぞれコミュニケーションが取れている雰囲気もいいな〜と思いました。
ジェシーJ以外の参加者のレベルも高くて、フィリピンの歌手 KZ Tandingan もすごく良かったし、他の中国の歌手もとても上手です。
ちなみにジェシーが PurpleRain を歌った回で、ジェシーよりも高得点を出したのが フア・チェンユー (华晨宇)という若い青年。「双截棍」(ヌンチャク)というラップの曲にオペラや中華風のニュアンスを加えた編曲が見事でした。
公式サイトには番組全部の動画もアップされていて、会場や参加者の反応を見ながら歌を聴くのも結構楽しく、ついついこれから毎週チェックしてしまいそうな予感です。
“Jessie J @中国 「The Singer 2018《歌手2018》」 雑感” への1件のフィードバック