サンパウロではApple Payのタッチ決済が便利!安全なブラジル旅行のための盗難対策

先日人生初のブラジルに行ってきましたが、南米、特にブラジル旅行では『治安に注意!』と言われることも多いので、行く前から心配になり、色々と対策を考えて行きました。

ブラジルではApple Payのタッチ決済が便利!

まずお伝えしたいのは、ブラジル、少なくともサンパウロではクレジットカードのタッチ決済がものすごく普及しているということです。
ショッピングモールはもちろん、個人商店でも、病院でも、お祭りの屋台でもタッチ決済が使えます。

カードをスキャンするタイプの決済はスキミングの心配があるので、どこでもタッチ決済が使えるのはとてもありがたいですね。
iPhoneユーザーさんの場合、特におすすめなのはApple Payに自分のクレジットカードを登録しておき、「クレジットポルファヴォール」と伝えてApple Payのタッチ決済で処理することです。

こうするとカードを持ち歩かなくて良いですし、Apple Payの場合は決済前にFACE認証などが必要になるので、より安全に決済を行うことができます。私はこの方法でほとんどすべての決済に対応できました。

決済ができなかったケース

一箇所だけ、薬局でタッチをしたものの決済が下りずに、別途手持ちのVISAカードで決済をしました。
決済ができない場合は、主に2つの原因があります。

・ブランドが対応していない
 私がメインで使っているのはアメリカン・エキスプレスなのですが、ブラジルでは非対応のところも多いようです。おそらく上記の薬局ではこのケースだったかと思います。VISAが一番安心だと思います。

・日本のカードを使っている
 スーパーや病院でクレジットが通らない場合があり、その際には「インターナショナル?」と聞かれて「はい」と答えると国際クレジット用の対応をしてもらう場合がありました。

安全な旅行のための盗難対策

カードやスマートフォンは旅行の生命線ですが、ブラジルではそのカードやスマートフォンの強盗や盗難が多いのも事実です。
日本とは全く治安が異なるので、そういうものと割り切ってできるだけ対策をしていきました。

貴重品の持ち歩き方

今回はランナーさんなどが使うランニングポーチを貴重品入れとしてもっていきました。

ランニング ポーチ 【4分割独立ポケット・2025新登場】

袋状になっている腹巻きのようなもので、一般的な胴巻きのセキュリティポーチとは違い、フラップなどがありません。
このため、ジーンズなどの下にこのポーチを付けておけば、決済時にカードやスマートフォンを入れていてもすぐに取り出すことができます。
パスポートも入るサイズで、ジーンズ+Tシャツなどでしたらシルエットもそこまで響かないので、とても便利でした。

スマートフォンの持ち歩き方

スマートフォンは上記のランニングポーチに入れておき、ポーチについているフックに連結しておきました。上記のポーチですとストラップが伸縮するので、取り出して決済するときもつけたままで特に邪魔になりませんでした。
旅行中は地図を見たり写真を撮ったりするのにスマートフォンが必要ですが、必ず建物の中で行うようにしました。

ブラジル人の友人からは「外でも警官が立っているところでは写真を撮ってもいいよ」と言われましたが、それ以外では外では使わないようにということでした。

特に最近ではUberで車を呼んで、その車を待っているときなどに取られやすいようです。
Uberを呼ぶときも必ず建物の中で、車の番号や車種を覚えてから外に出て、スマートフォンは無しで車を探すようにしていました。

ダミーフォンを持っていく

また、今回は念の為に、昔使っていた古いiPhoneをダミーとしてもっていきました。電源は入りますが実際には動かないくらいのものです。
強盗にあったときには逆らわずに財布やスマートフォンを差し出したほうがいいということだったので、このようなダミーの携帯と、ダミーの財布をもっていきました。
今回は使う機会はなかったですし、そこまで必ずしなくてもいいものだと思いますが、念を入れたい方はそういうものもあったほうが良いと思います。

カードの持ち歩き方

カードは航空券の決済をしたカードやラウンジ利用のためのカードなど『現地では使わなくてもいいけどもっていかないといけないカード類』と、『現地の決済で使うためのカード類』、あとこれまた『ダミーのカード類』をもっていきました。

『現地の決済で使うためのカード』は、盗難にあっても被害が最小限で済むように、wiseカード、SonyBankWalletなど、残高分しか決済できないカードを選び、使用する財布に入れておきました。ただし決済はほぼスマートフォンで行っていたので、上記のカードはほとんど出番なしでした。

『現地では使わなくてもいいけどもっていかないといけないカード』は、パスポートと一緒に上記のランニングポーチに入れていました。

また、『ダミーのカード(期限の切れた昔のクレジットカード)』はダミーの財布に入れて一緒に持ち歩いていました。これも強盗にあったときに渡すようのものです。

現金はどうやって調達する?

さて、現金ですが、7日間の旅行中、現金は一度も要りませんでした。

通常の旅行ですと空港のATMでカードを使っていくらか現金をおろしておいたりするのですが、サンパウロ空港では空港ATMでもスキミングの被害が出ていたり、空港内の両替はレートが高かったりと、おすすめできないようです。

ブラジル人の友人にも「現金は強盗にあげるくらいしか使い道がないよ」と言われており、実際になくても(少なくともサンパウロでは)全く困りませんでしたので、サンパウロ市内の滞在の場合は現金不要、他の地域に行くにしても空港で急いで現金を用意する必要はなく、街なかの銀行など安全なところで入手できれば良さそうです。

バッグの持ち方

旅行中の街歩きのバッグはいつも斜めがけで、ファスナーに錠やカラビナをつけて強く保護できるタイプを使っています。
またバッグの紐がすぐに切られないような太くて強いものであること、バッグが外から見えないように、上着の中にバッグを身につけることなどは気をつけていました。

ブラジルではできればバッグは持たないで手ぶらに見せておいた方が良いようです。
ブラジル人の友人からは、「バッグを持つならダミーの財布をポケットに入れておき、何かあったらすぐにそのポケットの財布を渡してバッグを触らせないように」と注意されました。

また、街の歩き方も事前に友人に「この通りは大丈夫。脇道には入らないように!」とか「道で身なりのみすぼらしい人とか、少しでも様子がおかしい人がいたら(麻薬中毒者の疑いがあるので)道の反対側に行くとかして絶対に近づかないように!」「(私が女性なので)できるだけブラジルの女性の近くを歩くように!」と細かく注意されました。

今まで何カ国か旅行をしてきましたが、南米の盗難対策はさすがに一味違うなあ‥という感じですね。
私の友人もおそらく南米に不慣れな日本人向けに特に強く対策をさせていた部分はあると思うのですが、あまりにも日本などとは事情が違うので色々なことが新鮮でした。

ただ、タッチ決済の普及はとても便利でしたので、これから行かれる方にはぜひApplePayなどにご自身のクレジットカードを登録していかれることをおすすめします。

南米はあまりに日本と状況が違って、色々と気をつけなければならないことが多いのは時にストレスでしたが、それを上回るくらい居心地の良さ(人の良さ)を感じられた場所でもあるので、ぜひまた訪れたいと思っています。


コメントを残す