高校、大学と日本育英会の奨学金をお借りしていて、社会人になってからコツコツと返済していたのですが、残金も少なくなり一括変換のめどが付いたので、繰上返還手続きを行ってみました。

日本育英会の奨学金繰上返還

日本育英会の奨学金は、毎月定額を引き落としで返済していくのが基本的な方法ですが、まとまった金額を一度に変換することが出来ます。

書類で郵送・FAXの方がゆとりを持って申し込める

繰上返還の手続きはスカラネットか、PDFを印刷して送付する方法があります。
スカラネットの方が便利ですが、こちらで申し込むと「繰上返還月の前月の15日から当月の15日まで」というふうに受付期間が限られてしまいます。
自分の収入計画などにあわせて前もって申し込んでおきたかったので(そして申し込み忘れも怖かったので)今回は期間にゆとりのある書類で送ってみました。

奨学金の繰上返還
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/kuriage/moshikomi.html

上記のページから書類はダウンロードできます。
私の場合は2015年11月の返還を希望していたので、9月下旬くらいに書類を送りました。
11月中旬に「繰上返還通知」が届き、11月下旬に引き落としがありました。

一括返還の方がお得(平成16年度以前に借り始めた方限定)

奨学金の返還は、平成16年以前に借り始めた方は一括返還がお得です。
というのも平成16年以前には「報奨金」制度があり、返還期日の4年前までに返還残額を一括繰上返還した場合に、繰上返還となった金額の3%〜10%が還ってくるのです。

報奨金とは

報奨金とは、平成17年度に廃止された制度で、平成16年度までに貸与開始となった第一種奨学金のみ対象となります。
最終割賦金の返還期日の4年前までに返還残額を一括繰上返還した場合に、繰上返還となった金額の5%(返還開始からの経過期間によっては3%)(注)が報奨金として、後日支払われます。

(注)平成11年度以前の貸与開始分は、返還開始からの経過期間によらず10%。

 

今回繰上げ返還を決めたのも、この報奨金目当てでしたw
と言っても「繰上げ返還した金額の3~5%」なので、そんなに大金がもらえるわけではありません。
ただ、返済を始めた時から「報奨金をもらうぞ!」というのが一つの目標になっていました。
また最近では奨学金を返せない方もかなり増えているというニュースもあり、「フリーランスになったら何があるかわからないし、返せるものは返せるうちに頑張って返そう」という気持ちになり、2015年はこれを目標の一つに仕事を頑張ることができました。

途中で一部繰上返還した方は返還期日に注意

報奨金をいただくときに注意すべきなのは、「返還期日」です。
返還期日の4年前までに一括返還なので、ぎりぎりの方は事前に確認したほうが安心です。

また、一般的な「返還期日」はコツコツ返していった時の期日ですが、途中で一部繰上返還された方は、そのぶん期日が短縮されています
このため、一部繰上げを繰り返すよりも、ある程度貯めてから一括繰上返還した方がお得かもしれません。

返還から1ヶ月後に通知、2ヶ月後に「振替払出証書」が届く

無事返還の引き落としが済んだら、次月に返還完了の通知がはがきで届き、2ヶ月後に報奨金の「振替払出証書」が届きました。
「振替払出証書」は郵便局に持って行くと、額面の金額(報奨金)を現金化できます。
ちなみに報奨金の金額は事前に知らされることはなく、「振替払出証書」の額面で知りましたw
事務局に連絡すると事前に計算してもらえると思います。

気が付いたら人生の半分を奨学金と付き合っていた

やっと返還が終わり、奨学金とは関係のない身になりました。
振り返ってみると中学生の終わりに奨学金の申し込みをしてからずっと奨学金と関わりのある暮らしをしてきたわけで、「人生の半分を奨学金と付き合ってたのか!」と気付き、若干衝撃を受けました。

我が家は奨学金をいただくくらいですから余裕のある家計ではありませんでしたが、それでも「奨学金のおかげで学生としての楽しみを享受できた」というくらいの、割合軽い奨学生だったのだと思います。
今は「奨学金がなければ本当に進学できない」という学生さんも多いでしょうし、その学生さんさえ、卒業後に奨学金を返せるほどの職につけるというあてはありません。
私自身もお給料のなかからやりくりするのはギリギリで、今月はかなりキツイという時も何度もありました。今後就職する学生さんはもっとそういう状況がふえるでしょう。
今後の学生さんのことを考えると、せめて自分が返せるものは絶対に返さなくてはと思っていたので、今回返済できて本当にホッとしています。

制度としては難しい面も増えていますが、今後も奨学金にかぎらず、進学したい学生さんが金銭的な心配なく学べる環境が作られるといいですね。

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