
JFK空港から深夜便で帰国のはずが、同行者の体調不良で急遽帰国を延期し病院に行ったので次の日に泊まるホテルを探すことになり、今回はシェラトン・ラガーディア・イーストに宿泊しました。
Flusingの格式あるホテル
お世話になった病院がクイーンズのFlusing(フラッシング)地区にあり、その病院に連れて行ってくれた別な友人もフラッシング地区に在住だったので、Flusingのホテルを探しました。
シェラトンというと高級ホテルなイメージですが、実際に在住の友人にも「いいホテルを取ったね」と言われたので、やはりここFlusingでも格式のあるホテルという感じのようです。
今回は体調不良の同行者にゆっくり休んでもらいたかったのと、Flusingの駅のすぐそばで利便性がよく、友人に来てもらうにも再びJFK空港に行くにも都合が良かったのでこちらを選びました。
また所持しているクレジットカードの優待で、色々融通が効くというのも大きかったです。
SPG(スターウッドプリファードゲスト)ゴールドの優待
普段はシェラトンを含む高級ホテルには全くご縁のない生活ですが、クレジットカードでこちちらのホテルの特別会員優待があったのを思い出して活用してみました。
ポイントで宿泊できる
シェラトン・ラガーディア・イーストは普通に泊まると一泊2〜3万円くらいですが、SPGスターポイントというポイントを使っても宿泊できます。
全部ポイントで支払ったり、ポイント+お金の組み合わせも選べます。
今回はカードを作ったときに特典でいただいたポイントがあったので、5000ポイント+75ドルで宿泊できました。
アーリーチェックイン&レイトチェックアウトが可能
一番助かったのは、優待での宿泊の場合朝7時からのアーリーチェックインと、夕方16時までのレイトチェックアウトをリクエストできるということでした。
私たちは夜中12時に病院に行き、診療が終わったのが7時頃だったので、病院からすぐにホテルに向かえるアーリーチェックインが非常にありがたかったです。
また帰国は翌日の深夜でしたので、できるだけ同行者にゆっくり過ごしてもらえるようレイトチェックアウトもお願いしました。
クラブラウンジの利用が無料
また、ホテルの最上階にあるラウンジも無料で利用できました。
※本当は私の優待ではラウンジの利用はできなかったらしいのですが、おそらくホテルの厚意でそうしてくれたのだと思います。
こちらの場合ラウンジは24時間空いていていつでもコーヒーやソフトドリンクが頂けます。
また朝は朝食、夕方はアペタイザーというちょっとしたおつまみのような軽食をいただくこともできます。
予約の際に朝7時からのアーリーチェックインをお願いして朝8時前にホテルに行ったのですが、予約をしたのが数時間前だったので、さすがにそのときにはお部屋の用意ができていませんでした。
ただし、チェックイン前でもクラブラウンジの鍵をいただいて、お部屋の準備ができるまでゆっくり過ごすことができました。
病院では殆ど寝ていなかったので、朝食や温かい飲み物をいただいてソファーで仮眠が取れたのは嬉しかったです。
お部屋も10時過ぎには用意していただけて、ゆっくり睡眠をとることができました。
お部屋のグレードアップ
通常はお部屋のグレードアップもリクエストできるそうです。
私達の部屋も、初めて行ったので普通のお部屋との比較ができないのですが、かなり広く眺めの良いお部屋でした。
ラガーディア空港と中華街、USオープンの便利な立地
行ってみて初めて知ったのですが、Flusingはアメリカでもかなり大きなチャイナタウンだそうで、街には漢字が溢れ、中華料理屋さんと食材売り場がひしめいていました。
いきなり中国に来たような錯覚を覚えるほど本格的なチャイナタウンです。
ホテルもちょっと中華風で、スタッフやゲストも中国人の方が多く普通に中国語が飛び交っていましたし、周辺のお店も英語より中国語が通じる感じでした。
ラガーディア空港が近いので、飛行機が頻繁に間近を飛んでいきます。
ホテルでもラガーディア空港までの無料シャトルバスを出していて、空港利用者が多く宿泊していました。
JFK空港の場合は、電車もいいですがカーサービスも便利です。シェラトンでカーサービスを呼んでもらうと15分以内に来てくれて38ドルとのことでした。私達は現地在住の友人が教えてくれた中華系のカーサービスを利用して22ドルだったので、電車で行くより安くなりました。
また、ちょうど今はテニスのUSオープン(全米オープン)の開催期間ですが、このスタジアムもFlusingにあり、USオープンを観戦にいく宿泊客も多いようでした。
施設は古めでもフレンドリーな接客
お部屋は広く、ベッドや調度品も高級感がありますが、全体的にはやや古い施設です。
ドアの開閉がスムーズでなかったり、エレベーターがうるさかったりと、あちこちに古さは感じました。
またアメニティも日本のビジネスホテルより少なく、バスローブや歯ブラシ、カミソリなどはありません。
また、机がきちんと拭かれていなかったりする部分もありましたが、急いでお部屋を用意してもらえたので特に不満はありませんでした。
ただ、日本のきれいな高級ホテルなどを想像して宿泊するとちょっと違和感を覚えるかもしれません。
全体的に接客はフレンドリーで、同行者の体調を心配してくれ、薬局の案内をしてくれたり、ラウンジで温かい飲み物や朝食を勧めてくれたりと、親身になってくれました。
翌日のチェックアウト後も、空港に向かう夜9時頃まで荷物を預かっていただいた上にラウンジも使わせていただいて、ゆっくり体を休めながら移動することができました。
安くて美味しい中華
お互いに疲れてあまり食欲がなく、食事はほとんどラウンジでまかなえたのでほとんど外食をしなくて済みました。
ホテルの近くには中華料理オンリーのフードコートや、麺やお粥、点心のテイクアウトなどなんでもあります。
疲れてお粥が食べたくなったので、ホテルの出口から数件隣の店でお粥をテイクアウトしてお部屋でいただきましたが、これが2.5ドルくらいでかなり美味しかったです。
Fu Yuan 富源腸粉店
https://www.yelp.com/biz/fu-yuan-%E5%AF%8C%E6%BA%90%E8%85%B8%E7%B2%89%E5%BA%97-flushing
中国の方がどんどんテイクアウトしに来ていたので、多分人気店だと思います。牛肉の腸粉もいただきましたが、こちらもモチモチでソースも良かったです。お粥と腸粉で5ドルでした。
体調が良くないときにお米などの慣れた物を食べられるのはとてもありがたいので、チャイナタウンのFlusingに滞在して良かったと思いました。
友人の体調と帰国の延期は大変でしたが、ニューヨークの違う一面も見られたのは良かったのかもしれません。
日本で思い浮かべる「高級」ではありませんが、雑多なところになんとなく親しみが持てるホテルでした。
“[NY2017]チャイナタウンの便利なホテル「シェラトン・ラガーディア・イースト・ホテル」” への1件のフィードバック