
いよいよ帰国ということで、ペンステーションからLIRR(ロングアイランドレイルロード)に乗ってジャメイカ(Jamaica)駅へ。
ペンステーションからロングアイランドトレインでJFKへ
LIRRにはピーク時のチケットとオフピーク時のチケットがあり、気をつけて購入しないとムダに高い料金を払うことになってしまいます。
また、たくさんの路線がある中で「JFK空港行き」などの表示も特にないので、どの路線に乗ればいいか迷いました(汗)
人に聞いたり、グーグルマップの経路表示を使ってなんとかジャメイカへ。
夜の時間だったのであまり人もおらず、空港乗り換えなどのアナウンスもないので、一人だったら結構不安だったと思います。
ちょっとわかりにくい路線ですが、地下鉄より早く、あまり遅れずに、またそこまで高くない金額で空港に行けるので、慣れれば使い勝手が良いと思います。
そこからエアトレインに乗り、コリアンエアー(大韓航空)のあるターミナル1へ向かいました。
同行者が急に体調不良に
今回は一人旅から友人との合流だったのですが、急に同行者の体調が悪くなってしまいました。
なんとか我慢して日本に帰ってから病院に行こうと話していたのですが、どうにも我慢できない痛みで、やっぱり病院に行くことにしました。
空港で体調が悪くなってしまったら?
初めての体験だったので色々インターネットで調べましたが、やはりここは航空会社の地上アテンダントに相談するのが一番でした。
復路のスケジュール変更
ネットで探した安いチケットだったので心配していましたが、今回の復路のスケジュール変更は無料で行えました。
チケットの種類にもよりますが、LCCなどでは変更に追加の料金がかかったり、もしくは再購入の必要がある場合もあるので、コリアンエアーの対応はとても助かりました。
空港のカウンターでパスポートを見せると、現在の予約状況を確認してくれて、病院に行っても余裕のある日程を組み直してくれました。
変更はその場で行ってくれましたが、後日問題があったときのために、すぐに出られる電話番号を聞かれました。
あとでコリアンエアーのマイアカウントページにログインしてみたところ、しっかり変更してくれていました。
病院探し
病院もわからなかったので窓口の方に訪ねると、Jamaica Hospital Medical Center (ジャマイカ病院) を勧められました。JFK空港の近くでは大きな病院のようです。
ネットで調べたときにはJFK Advanced Medical P.C. の情報が出てきましたが、窓口の方によるとこちらは本当に緊急の時の施設のようでした。ただし、シャトルサービスなどもあるようなので、自分で病院に行けないような場合には呼んでみても良いと思います。
クイーンズの病院へ
結局私達の場合は、クイーンズに住む友人が空港まで迎えに来てくれて、友人の家に近い「NewYork-Presbyterian/Queens」のエマージェンシー窓口に駆け込みました。
私はほとんど力になれず見ていただけだったのですが、国が違えば方法も違うので、心配ながらも興味深く色々見てしまいました。
診察の流れも違っていて、最初に軽い看護師さんが内容確認と血圧などの検査をしてくれ、その後保険の相談とカルテの基本情報を作成してもらいます。
自分の保険がどこまで払ってくれるのかを診療前に確認するのがアメリカらしいところだなと思いました。
カルテの作成と同時に、名前とクライアント番号が印刷されたシールと、リストバンドを渡されます。
病院にいる間は常にこのリストバンドを付け、シールは採血容器に貼り、間違いが起こらないよう注意されていました。
また、アレルギーの有無でもつけるバンドが違っていて、どのスタッフが見てもわかりやすい工夫が面白かったです。
ガウンに着替えてベッドに寝かされ、いろんな検査を繰り返して終わったのは7時間後でした。。たまたま緊急搬送がなかったのか結構ゆったりとした雰囲気で、検査の合間にドクターやアシスタントの方が「大丈夫ですか?」「気分はどう?」と気軽に声をかけてくれました。
最後には検査の内容をまとめた数枚のレポートを出力して丁寧に説明してくれ、薬局でどんな薬を買ったら良いか、次の日に飛行機に乗っても大丈夫かなどの質問にも丁寧に答えてくれたのも良かったです。
友人によるとアメリカの病院でこんなに対応がいいのも珍しいそうで、それが不幸中の幸いでした(汗)
病院でのポイント
英語で説明をするのはなかなか難しいのですが、下記のことは聞かれました。事前に紙に書いて見せても良いかもしれません。
- 保険はあるかどうか。どんな種類の保険か。
- どんな症状で、いつから始まっているか。
- 薬を飲んだか。飲んでいたらどんな薬か。
- 過去に副作用が出たことはあるか。
- アレルギーがあるか。
だいたいこれは日本でも同じだと思います。
日本と変わっているのは、特に薬が処方されないことでした。これは救急だったからかもしれませんが、病院で痛み止めを打ってもらったあとは、薬局で好きな薬を買ってねという感じでした。
ニューヨークの薬局はちゃんと薬剤師さんがいて相談に乗ってくれるので、頭痛や腹痛だったら病院ではなくて薬局で薬を買ってもいいかもしれません。
治療を受けている間、私はベッドのそばで必要な物を揃えたりしていましたが、とにかく病院が寒くてまいりました。。
ある程度誰でも入れて誰もマスクをしていないので、風邪の流行っている時期などは逆に病院に行くのもキケンかもしれません。
また検査の間にはロビーでチェックインできるホテルを探したり、今後の手配をしたりしていました。
病院に向かったのが深夜12時くらいだったので、あれこれしているうちに朝の7時くらいになり、眠気と疲労で弱りながら、よろよろと病院を後にしました。。
旅にはトラブルがつきものと言いますが、こんなこともあるのか、、といういい勉強になりました。