アベンジャーズ/インフィニティーウォー 雑感

今日から公開だったマーベルの映画「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」。
これは劇場では見ないようにしようと思っていたのですが、うっかり映画館のある駅ビルに立ち寄ってしまい、時間があったのでついつい見てしまいました。

以下若干ネタバレつつ雑感です。

 

今回は前編?アベンジャーズ4へのつながり

劇場で見たくないなと思っていたのは、今回のインフィニティ・ウォーは次回作とのつながりが強いと聞いていたため。もし今回が前後編映画の前編に当たるのであれば、後編までかなりもやもやしてしまいそうなので見たくないな…と思っていたのでした。

で、実際は。
やはりかなりもやもやする終わりでした。他の方もそうだったらしく、映画上映後の映画館がシーンとしていました。。。

ほとんど戦闘シーンの前編

今回の映画はほとんど戦闘シーンで、シビルウォーのような人間関係の描かれ方はひとまず脇におかれています。
通常戦闘シーンばかりだと見飽きてしまいそうなのですが、全くそんなことはなくずっと画面に惹きつけておけるのは流石だな〜と思いました。
物語が3つのグループ(場所)で進展するので、それらが上手く交錯していくのが良かったのだと思います。
次回作へ残す伏線がありすぎて今作だけではもやもやしてしまうものの、それぞれヒーローの活躍に対する爽快感はきちんとあり、完成度は高いと思います。

アスガルドの民の全滅

しかし開始早々にアスガルドの民がみんな死んでしまったのは残念でした。ソーの前作であんなに頑張ってヘラから守ったのに。。
ロキは今まで上手く危機を逃れてきていたので未だに死んでないんじゃないかと思ってしまいますが、、ロキも出番があまりなくて残念です。
というか今回のソーの不死身っぷりが凄すぎて、アスガルドの民にこの頑丈さの10分の1でもあればと。。
特にソーの前作で一人でシリアス担当を頑張っていたヘイムダルまで亡くなってしまったのは悲しかったです。

ガーディアンズが良いスパイス

全体的に暗くて戦いばかりなので、前半のガーディアンズたちのいつものノリがより良い感じでした。
グルートは反抗期になりましたが、ガモーラも歌うようになってたし、マンティスもドラックスの影響で結構口の悪い感じに(自覚なく)なっていたり、リミックスの後も家族として過ごしてたんだなということが伝わってきました。

サノスのおっさんぶりにイライラする

今回は最終的に敵役のサノスが勝利するのですが、個人的にはこのサノスの道理のわからんおっさんぶりに結構イライラさせられました。

サノスは人口の増加が各惑星の危機を招くために人口を半分にすることによって全宇宙を救うので「いわばこれは慈悲」などといい出すわけですが、アンタ少子化に悩む日本を見てごらんよと。
とりあえず人を半分にすればいいんじゃね?とか雑すぎませんか。
だいたい君んところの惑星、半分死んだわりにめっちゃ荒廃してるし。あなたほど力があって頭も信念もあるんだったらもうちょっと勉強すれば色々救えるんじゃないの?すぐ殺そうとするの雑すぎない?
それなのに「サノスにもサノスなりの道理がある」とか、悟ってる風に思わせようとするところとか、大量殺人者が一人の少女を救ったからそんなに悪いやつでもないとか、この装飾がイヤ。
大体半分消した後に自分が残ってるのずるくない?

とりあえず私の中ではサノス=自分の尊い考えにしがみついてる雑で頑固で自己愛強いおっさんというイメージになりました。

・・・気がついたらめちゃくちゃサノスの悪口を書いてしまいましたが、この矛盾した嫌な部分があるこそ人間味が出るわけで、そういう意味では「無敵の敵」という存在を上手く観客の方に引きずり降ろしたいい流れだなと思いました。

命に大小はあるか

映画のテーマの一つに「命に大小はあるか(大きな犠牲と小さな犠牲、どちらを払うか)」という問いがありますが、今回は「目の前で大事な人が殺されそうになっても石を渡す(在り処を知らせる)かどうか」というシーンが多かったです。

最終的には石を渡したことで世界の半分が死ぬので、「あ、今まで守ってた命って何だったんだろ」ってなりますが。
多分これはヒーロー物の永遠のテーマの一つで、あのときどうするべきだったのかという正しい答えはないけれど延々と議論はできるというのが面白いところです。

この命と石の二者択一で、ドクター・ストレンジが本物のタイムストーンをサノスに渡してしまったのは予想外でした。
多分情に流されたというよりも、石を渡してサノスに一回勝たせた方が回り回って結局勝てると計算した結果、ということなんでしょうね。

アメコミに疎いので次回どうなるのか全くわかりませんが、タイムストーンでみんながよみがえるのか、もしくは過去に行って現在に至らせる何かしらの因子を阻止するのか、インフィニティーストーンの力が強すぎてもはや何でもありになってきました。
「命に大小はあるか」→「インフィニティーストーンがあればどうにでもなる」みたいになってしまうと全く重みがなくなってしまうので、次回はどこまでシリアスにしてどこから救いにするのかのさじ加減が難しそうです。

おまけはキャプテン・マーベル

エンドロール後のおまけではニック・フューリーと、キャプテン・マーベルのマークが(多分)ちょこっと出てきました。
キャプテン・マーベルは来年の春に公開らしいので、どうつながっていくのか楽しみです。

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