ウィーン滞在のとある日は、郊外の修道院「クロスターノイブルク修道院」に行って院内でのオペラを楽しみました。

歴史ある郊外の修道院

クロスターノイブルク修道院はウィーン中央駅から電車で30分ほど。2回ほど乗り継いで向かう、郊外の修道院です。
歴史も大変古く、ハプスブルク皇帝の居城としての役割も果たしていたとか。

クロスターノイブルク修道院
https://www.stift-klosterneuburg.at/ja/

またワイナリーとしても有名で、ワイナリーツアーやハプスブルク家の残した財宝の数々を見学するツアーなどもあります。

通常は日中のこうしたツアーに参加するのがメジャーな楽しみ方なのですが、私たちはここで行われる野外オペラに行ってみました。

夕方にウィーン中央駅を出発して、開演1時間ほど前についたので併設のカフェで軽食を。
ここのお料理は手頃な値段で美味しかったです。
またワイナリーでもあるので、開演前にワインを楽しまれる方も多くいました。

面白い演出の「椿姫」

クロスターノイブルクのオペラは毎年一つの演目と決まっていて、今年は「椿姫」でした。修道院の中庭に舞台と客席がセットされます。

IMG_6992
一風変わったセットですが、ヴィオレッタの住まいや、二人で暮らす郊外の家などをうまく使い分けているほか、二人が想いを通わせるシーンでは舞台したからお花がせり出してきたり、かけてある布がシーンの分断やヴィオレッタの心理を表す動きをしたりと、とても良くできていました。

また演出自体も面白い構成でした。
序曲では演者がマネキンのようにピタッと静止し、人々がパーティーに狂乱するシーンと、その一方でベッドに横たわるヴィオレッタの亡骸を悲しむシーンを再現。
そこに一人だけ動くアルフレードがやってきて、ステージに落ちている本や花など、ヴィオレッタとの思い出の品を拾い集めながらヴィオレッタの亡骸へ向かいます。
アルフレードがヴィオレッタを優しく起こすと、時間が巻き戻るかのように人々が動きはじめ、最初のヴィオレッタの館でのパーティーのシーンへと移っていくのです。

他にもヴィオレッタがアルフレードへの想いを確信するまでの葛藤では、ダンサーが踊りで葛藤を表現したり、娼婦のヴィオレッタを象徴する「青い布」を波打たせて揺れ動く気持ちを表現していました。
また、ヴィオレッタが自分の家財を売ってアルフレードとの生活を成り立たせようとする描写では、実際に舞台の左側にあるヴィオレッタのアパートから床材を剥がして、右側の郊外の家の土台をその床材で作ってみせるなど、細かいところを見ていくのが楽しい演出でした。

ハプニングその1:救急車登場

…と、結構楽しく見ていたオペラだったのですが、実はいろんなハプニングがありました。まずは観客のお一人が体調を崩されて、救急車が登場したこと。

オペラは中庭でやっていたので、救急車が中庭に通じる扉から入ってきたときには「そこ、車通れるの!?」とびっくりしましたw

救急車で運ばれた方は意識はあるようだったので、ひとまず安心してお見送りしました。

ハプニングその2:突然の雨で中止

次のハプニングは、幕間の休憩が終わって2幕が始まった20分後くらいに起きました。
突然の雨です。
ポツポツと降るくらいの軽い雨だったのですが、オーケストラの皆さんにとっては楽器が雨で濡れると大変なことになるので、即座に演奏を止めて屋内に避難されていました。

にわか雨だったのでちょっと待ってからまた再開したのですが、、再開したらまた降り、様子を見ていたらまた降り、、、ということで、最終的に主催者から「ここで中止します」のアナウンスが有り、何と途中で中止になってしまいました(汗)

えー!中止!?と驚きましたが、オーストリアの観客の皆さんはマナーがいいというか、「まあ野外だからしょうがないよね」という感じで粛々と会場を出て行きます。
私たちも「こんなハプニングなかなかないから、まあいい経験ですねw」と言いつつ会場を出ました。
外では小雨の中、帰りの一杯を楽しみ始める方もいて、中止なりに夜の修道院を楽しまれていましたw

あの演出で2幕を見れなかったのはとても残念ですが、珍しいハプニングに出会って、いい旅の体験になったと思うことにします(笑)

チケットは公式サイトで。早割もあり。

ちなみに今回のオペラチケットは公式サイトから購入しました。

http://www.operklosterneuburg.at/

私は2月頃に購入したところ、早割扱いにしてもらえて7ユーロほど安くなりました。
※サイト上には特に早割の案内はありませんでしたが、決済のメールで  Frühbucherという表記とともに値引きの価格が書いてありました。

そのあと友人も一緒に行くことになったので、6月頃に追加でまたチケットを買って「できたら席を隣同士にしてほしい」と連絡したところ、隣り合った席を用意してもらえました。

行き帰りは電車でOK

またオペラは終電に間に合うようになっていたので、オペラが中止にならなかった場合でも、きちんと最寄りの駅からウィーン中央駅まで帰ることができたと思います。
多くの方は車で来られていたようですが、電車で来られている方もちらほらいました。

野外なりのハプニングもありますが、ウィーン市街だけでなく郊外にも行きたいという方にはとてもいいイベントだと思います。
できれば日中から行って、ワイナリーや宝物庫を見るツアーに参加するのもいいですね。
また機会があれば、次は是非この見学ツアーにも参加したいと思います。

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