
ミヒャエル・エンデといえば「モモ」や「果てしない物語」で知られる作家。もちろん私もだいすきなので、ミュンヘンの郊外にミヒャエル・エンデ博物館があると知り、ぜひ行ってみたいと思っていました。
ちょうどホテルで知り合った方も一緒に行ってくださることになり、場所を調べてふたりで行ってみることに。
トラムとバスで行く郊外のお城
博物館はそんなに大きいものではなく、ブルテンブルク城というお城の一室が博物館になっていルトのこと。まずはこのブルテンブルク城に行くために、トラムとバスで向かいました。
まずトラムでpasing駅へ。
(今回はトラムでしたが、実際はS-Bahnで行ったほうが速いです。帰りはS-Bahnにしました。)
そこから路線バス56番で終点のブルテンブルク城へむかいます。
パーシング駅は小さい駅なのでバスのりばもわかりやすく、行きやすかったです。
ブルテンブルク城のバスのりばを降りたところで場所がわからなくなりましたが(汗)、バスの運転手さんに「あっちだよ」と教えてもらって着きました。
池の畔に佇むのどかなお城
ブルテンブルク城は池の畔に佇む小さなお城で、今は国際児童図書館として使われています。その一室が博物館になっているみたい。
正直そんなに期待していた場所ではなかったのですが、このロケーションがとても素敵で、来てよかった!と思いました。
犬を連れて散歩をしている人も多く、地元の人がゆっくりしに来るところという感じです。
2年に一度の児童文学フェスティバル
お城の中に入ってみると、すごく賑やか!
なんと2年に一度の児童文学フェスティバルが行われていました。
こちらは作家さん本人による読み聞かせのテント。
臨場感たっぷりの朗読で面白かったです。
意外なことに日本人の方もとてもたくさんいました。絵本のお仕事関係の方々かもしれません。
小さいながらも充実の博物館
肝心のミヒャエル・エンデ博物館は、フェスティバルのおかげで無料で入れました。
エンデの作品は「ネバーエンディングストーリー」や「モモ」など昔から馴染み深いものばかりなので、ワクワクしながら拝見しました。
ご本人ゆかりの品はもちろんですが、エンデのお父さんが描いた絵などもあり、より楽しく見ることができましたし、来館者のコメントを書くノートも面白かったです。
やはり日本人はエンデ好きな方が多いようで、「小さいときからモモが好きで、やっと来れました」というような日本語のコメントもあり、思わず「私もです!」と書きそうになりました(笑)
小さいスペースながらもエンデのことをよく知ることができました。
エンデ好きの方にはもちろんですが、ここでのんびりお昼をいただくのもとても気持ちが良かったので(お城の中にレストランもあります)ミュンヘンでちょっと郊外でのんびりしたい、半日だけ出かけたいという方にもおすすめしたい場所です。
ただし、いつでも開館しているわけではないので、サイトをチェックするか、事前に聞いてみたほうがいいかもしれません。
▽ブルテンブルク城:各施設の開館時間
http://www.blutenburg.de/81.html