DE2016

  • [DE2016]自炊旅行・ドイツで作ったごはんたち

    今回の旅はできるだけ自炊をしながら行こうということで、キッチンのある宿を選んで滞在し、スーパーに買物に行ってご飯を作った。

    スーパーで買ったもの

    スーパーの食材を観るだけでも楽しいのだけど、実際に買うものは結構保守的なものになってしまうので、今更ながらもっとチーズやハムのいろんな種類のものを買えば良かったと後悔したり。。

    ベビーリーフはたっぷりはいって3ユーロくらいのものが必ずあるので、旅行中の野菜不足をこれで補っていた。

    ドイツと言えばソーセージなのでレバーヴルストも買ったけど、 一人だと一本で結構持つ。
    味が飽きないように香味野菜を混ぜ込んだりしながらサンドイッチの具に。
    あとはズッキーニやポロネギをお肉と一緒に焼いたり、簡単にパスタで済ませたり。

    果物が安かったのも嬉しかった。
    桃は平たい形をした蟠桃が日本の桃の味に近いと教えてもらったのでそれを購入。1キロで3ユーロほど。
    日本では1個300円位するので、嬉しくてついつい一人で1キロ買い込んでしまった(笑)

    日本から持ってきたもの

    日本から持って行ったフリーズドライのお味噌汁やお吸い物、雑炊は手軽で重宝したけれど、顆粒ダシや醤油などの調味料はあまり活躍の場がなく。
    せっかく持っていったのにもったいなかったな。

    レンジ用のご飯やレトルトカレーも、電子レンジのない宿が多かったのであまり活用できず。。
    油や塩はもちろん現地で購入できるけど、大容量になってしまうので、滞在日数に合わせて日本のミニボトルを持って行っても良いかも。

    菜箸が重要

    お箸とスプーンは自分のものを持って行ったけど、やっぱりあると便利。
    特に意外と助かるのが菜箸。
    普段トングなどで調理するのに慣れていなので、お肉をひっくり返すのも、麺を掬うのも、盛り付けをするのにも大活躍だった。

    困った時の麺頼み

    衝撃だったのは、パスタがまずいということ。
    ドイツのBioのパスタとソースを買ってみたのだけど、どうも茹で上がりがおかしくて、まったく美味しく感じなかった。
    芯はあるのに、外側がぶよぶよしているというなんとも不思議な感じで、、麺好きには辛い事実。。

    やはりパスタはイタリア!ということで、ディチェコやバリラを買って過ごす。
    太麺を茹でる場合はドイツの水の匂いが付いておいしく感じない時もあったので、ミネラルウォーターで茹でるか、あまり水の味に影響されない細麺を買って調理していた。

    またパスタに似た食べ物でマウルタッシェンという餃子のようなものも美味しかった。

    色々使えるパスタソース

    単に麺好きと言うのもあるのだけど、パスタソースは結構使う。
    トマトソースとジェノベーゼソースを買っておくと便利。
    ジェノベーゼソースはじゃがいもやその他野菜のドレッシング代わりにもなるし、トマトソースもとりあえず色んな具と煮込めるので楽だった。

    まずいものに当たっても旅の思い出ということで、気軽に現地のものを試せる自炊旅は結構楽しく、食費も抑えられておすすめ。

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  • [DE2016]ザルツブルクから1時間で行ける氷の迷宮「アイスリーゼンヴェルト」

    ザルツブルクに来たものの、街並みよりも自然が見たくなり、ザルツブルクから電車で50分ほどのwerfen(ヴァーフェン)にある氷の迷宮「Eisriesenwelt(アイスリーゼンヴェルト)」に行ってみた。


    洞窟内の写真は禁止なので詳しくはこんなところ。
    結構体力を使うけど、本当にここでしか見られない景色なので、夏の日中に時間のある方にはおすすめ。

    [vimeo 57138868 w=640 h=360]

    旅の諸々

    使った金額

    • 電車代:Salzburg HBF 〜 werfen 片道8.70ユーロ×2
    • バス代:werfen 〜 アイスリーゼンヴェルトチケット売り場  大人7ユーロ(往復)
    • アイスリーゼンヴェルト入場料+ロープウェイ 24ユーロ(学生は22ユーロ)

    必要なもの

    • とにかく防寒具をお忘れなく!洞窟内は氷点下です。皆ダウンジャケットを着たり手袋をしたり、ここだけ真冬の格好に。
    • 靴はスニーカーでOK!坂も小石が多くて滑りやすいのでお気をつけて
    • 見晴らしの良いとこで休憩できるので、飲み物や軽食もあると良いかも(レストランもあり)

    だいたいの所要時間

    10:30 ホテル出発
    11:00 ザルツブルク中央駅からWerfenへ
    12:00 Werfen到着。駅からバス乗り場へ。
    12:30 アイスリーゼンヴェルトチケット売り場到着。ここからひたすら上り坂。
    13:30 アイスリーゼンヴェルト入口に到着して探検!
    15:30 探検&休憩して山を下り、アイスリーゼンヴェルトチケット売り場に戻ってくる
    16:20 バス+歩きででWerfen駅へ
    17:50 ザルツブルク中央駅到着

    Werfenとザルツブルク中央駅は1時間に2本くらいの電車なので、時間によっては結構待つ。
    乗り換えや、アイスリーゼンヴェルトの歩き時間を早めに頑張るともっと早く回れるかも。

    Werfen駅とバスのりば

    ザルツブルク中央駅から急行で3駅くらい過ぎるとwerfen。
    田舎らしい無人駅だったけど、待合室や無料のトイレはある。
    ちなみに待合室にアイスリーズヴェルトのパンフレットを貼ってあった。

    ホームを出るとすぐにバス停があるものの、こちらは本数が少ないので10分くらい歩いたところにあるアイスリーズヴェルト行きのバス乗り場から乗車。
    乗り場の道案内は待合室や駅のバス停に書いてある。

    ひたすら上り坂

    バスを降りて坂を登ると、アイスリーゼンヴェルトとロープウェイのチケット売場に到着。
    洞窟探検とロープウェイのコンビチケットは、大人1人24ユーロ、学生は22ユーロ、家族はまた割引があったよう。

    そこから坂を登って登って、20分ほどでロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイに乗った後もまた20分ほど坂道を登る。
    結構きついのでちょこちょこ休憩しながら行った。

    あの穴まで遠かった…!

    洞窟の前に着いたらみんな防寒着を着込む。
    私も長袖にパーカー、その上にコートを着てマフラーを巻くという、持てる限りの防寒対策で挑戦。
    厚着しながら「7月に何してるんだろう」と思ったけど、なにしろ洞窟の中は氷点下なので、それくらいでちょうどいい程度だった。
    他の方はダウンジャケットとニット帽とかの方が多かった。

    ドイツ語ガイドと英語ガイドに分かれて、洞窟内を70分ほどの探検。洞窟内は暗いので、4人に1人くらいガスランプを渡されるけど、だいたい洞窟に入る瞬間に風圧で消え、また点火してもらうことに。

    洞窟内はひたすら階段の上り下り。
    急なところもあるものの、全部木の階段で手すりもあるので、小さい子でもなんとかついて来ていた。
    どちらかというと洞窟に行くまでの登り坂の方がきついと思う笑

    世界最大の氷の洞窟

    通常、洞窟は扉で閉ざされていて、ツアーの出入りの時だけ開けるのだけど、中から吹き出す風の勢いと冷たさがすごい。

    中に入ると完全に岩と氷の世界。
    決められたルートを歩きながら、時々立ち止まってガイドさんの説明を聞く。
    ガイドさんが氷の中に灯りを灯すと、氷に反射してとても神秘的な雰囲気に。
    お子さんには「氷の上を歩いてみる?」と手をつないで一緒に歩いてくれたり、サービスも良かった。

    ちなみに洞窟内は撮影禁止、に加え、ポケモン禁止も呼びかけられていた笑
    確かにすごいレアなポケモンをゲットできそうだけど、、ドイツでもポケモンGOはすごい人気みたい。

    70分しっかり歩いて氷の世界を楽しめた。
    出た後に洞窟の前で食べたサンドイッチと水が美味しかった〜!(水がすごく冷えてたw)
    軽食と飲み物を持って行きたい方は、ザルツブルグ駅で仕入れていくのがおすすめ。Werfen駅にはお菓子と飲みものの自動販売機しかないので。

    皆さん体力を使うせいか、大体の方は帰りに途中のレストランで食事やスイーツを食べてたけど、こちらも良さそうだった。

    おまけに城砦ホーエンヴェルフェン城も

    せっかく行くのにアイスリーゼンヴェルトだけでは足りない!という方には同じくWerfenにある「ホーエンヴェルフェン城」も。
    こちらはバスが見当たらなかったので、歩きかタクシーになるかも。
    ザルツブルクにあるホーエンザルツブルク城と同じ時代に建てられた立派なお城だそう。
    わたしはもうアイスリーゼンヴェルトだけで帰ったのだけど、夕方にはザルツブルクに戻れるので、程よい日帰り観光だった。

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  • [DE2016]椿姫(La traviata)2016.07.15@Bayerische Staatsoper

    「ミュンヘンオペラ・フェスティバル」3回目はヴェルディの「椿姫(La traviata)」を2Rangeの左側立見席で鑑賞。

    パスポート提示での入場

    今回初めて、入口でチケットだけでなくパスポートの提示も求められた。
    たまたまだったのか、前日のフランスでのテロ事件に関係があるのか。ただ単に名前を確認して終わり。
    またパスポートを求められたのも私だけだった。(多分E−チケットを印刷して持ってきたからかな?)

    立見席の場所もいろいろ

    「ルクレツィア・ボルジア」の時は右側席で全然ルクレツィアを見ることができず、今回はどうかなと思っていたところ、今回はヴィオレッタもアルフレードも主に左側で歌っていたのでまたもや全然見えない位置で残念。

    場所を逆にしたら良かった、、ということでバイエルン国立歌劇場ではルクレツィアは左側席、椿姫は右側席がおすすめ。(どちらも2016年の演出の場合だけど)

    そして今回はガレリアではなくて2Rangeの立見席だったので、多少余裕があるし、立見の席の後ろに座席(椅子)があるということもなかった。

    1列目の座席の後ろは立見、その後も少し段があっての立見。
    私は真ん中の立見列だったので、足がつかれたら後の段のところに時々腰掛けたりして、わりと気楽に観られた。

    テンポの良い華やかなオペラ

    オペラのなかでも聴く機会の多い椿姫だけど、私は通しで聴くのは今回が2回目。
    久しぶりに聴いて感じるのは、劇自体のテンポが凄くいいということ。

    現代劇に近いテンポで話が進むので、通しで見やすいオペラだと思う。
    他のオペラは結構主人公の心情を長々と歌っちゃうので(ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に至っては2幕は大体お互いの名前を呼び合ってるだけの印象だし)、そこで物語が間延びしてしまうのだけど、椿姫は心情と状況説明がうまく一つの歌になっているので、人物の気持ちもわかるし物語もサクサク進むという気持ちよさがある。

    今月はモーツァルトやワーグナーを聞く機会が多かったので、余計にそう感じた。
    多分ヴェルディが指輪を作曲していたらワーグナーのように計4夜ではなく、2夜で終わってるんじゃないかな。

    あとはヴェルディの軽やかな音楽も聞きやすさのポイント。
    序曲から物悲しいのに、優雅で華やか。

    ドアを使った面白い演出

    今回の演出も面白く、1幕はドアをうまく使って場面転換だけでなく、ヴィオレッタの心情も表していた。
    床には常に落ち葉が散らばっていて、最初から「終わり」を感じさせる。

    二幕は逆に広く舞台を使っていて、ヴィオレッタとアルフレードの自由な、でもどこかがらんとした生活を感じさせていた。
    「ルクレツィア・ボルジア」もそうだけど、バイエルン国立歌劇場の演出は、道具立てをシンプルにおさえることで、人物の性質や様子をより浮かび上がらせようとしているように見える。

    耳の肥えたミュンヘンの聴衆

    今回の椿姫のキャストもなかなか良かったと思うものの、この前に聴いたのがエディタ・グルベローヴァの「ルクレツィア・・ボルジア」だったのでどうしても比べてしまい、ルクレツィアの時のようなずっと拍手をしたい気持ちにはならなかった。

    ルクレツィアはカーテンコールが10回ほども起こる異常な事態だったので、それと比べるのが悪いのだけど。

    もちろん今回の椿姫も上手で、カーテンコールは3回ほど拍手を送った。
    3回目でもういいかなと席を立つ人も多く、私もそれで会場を後に。
    ミュンヘンの観客は良い物には非常に熱狂的だけど、そのかわりたっぷり耳も肥えているようだ。

    • Violetta Valéry:Ermonela Jaho
    • Alfredo Germont:Pavol Breslik
    • Giorgio Germont:Simon Keenlyside
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  • [DE2016]Lucrezia Borgia 2016.07.13@Bayerische Staatsoper

    「ミュンヘン・オペラ・フェスティバル」の二回目はドニゼッティのオペラ「Lucrezia Borgia(ルクレツィア・ボルジア)」を立見席で。

    あまり有名なオペラではないのに、チケットを取る時になぜかこの演目は特にチケットがよく売れていて、なぜだろう…?と思いながら一番安い最上階、ガレリア右側の立見席を購入。

    エディタ・グルベローヴァのルクレツィア

    当日も特に期待せずギリギリで会場に行くと、立見も埋まる超満員。
    なんでこんなに人が多いんだろうと思いながら一幕目を聞いていたところ、、ルクレツィア・ボルジア役をやっていたのが有名なソプラノ歌手エディタ・グルベローヴァだった。
    途中でわかってびっくりしたけど、みんな彼女を観に来ていたのね、と納得。

    ガレリアの右側立見席は角度の関係で舞台の右半分が見えない。
    肝心のルクレツィアは大体右側で歌う構成だったので、ほとんど彼女の姿は見えなかったものの、声の美しさは圧倒的だった。

    もう少々お年になっていると思っていたのだけど、衰えない技術は本当に感動。
    この時の立見席は11ユーロ。
    映画を見るくらいの感覚でグルベローヴァの生の歌声を聞けるとは、なんとも贅沢だと思う。

    なぜか座席の前にある立見席

    で、ちょっと不思議なのがこのガレリアの立見席。
    ガレリアには3列用意されていて、1列目は座席(椅子)、その後ろに立見、そしてその後ろにまた座席(椅子)があるという、すごく不思議な配列になっている。

    3列目の椅子の人は完全に舞台が見えないと思うんだけど、、。
    実際にはオペラが始まると、3列目の人も立って、立見の隙間に入れてもらっていた。やっぱり舞台を観たいしね。
    特にグルベローヴァが見える場所に来ると、立見の人が後ろの椅子の人に「来たよ!」と行って間に入れてあげたりしていた。また逆に立見の人の足がつかれたら後の椅子に座らせてもらったりと、安席ならではの和気あいあいとしたいい雰囲気があった。

    文字を使ったシンプルな演出

    今回の演出はもう何年も前からこのバイエルン国立歌劇場で行われているもののようだけど、現代的で大変シンプル。

    本当は華やかなパーティが行われているという設定だけど、実際の装飾は出演者の後ろに「Lucrezia Borgia」という文字が実際に掲げられているだけ。

    シンプルなこの舞台演出が、悲劇の寒々しさや、各人物の性質を浮かび上がらせる効果を持っているよう。
    この演出はエディタ・グルベローヴァの主演でDVDにもなっているので、興味のある方はぜひ。

     10回を越えるカーテンコール

    ミュンヘンではお馴染みの演出、鉄板の出演者ということで、幕が終わった後の観客の熱狂は凄まじかった。
    それほどエディタ・グルベローヴァ演じるルクレツィアの最後の絶唱はもの凄かった。

    実は私、今まであまりグルベローヴァは好きではなかった。
    声の高さや技術はすごいけど、どうしてもそのぶん声が硬く聞こえてしまうし、悲しみや尖った怒り、ヒステリックな表現には合うけれど、例えば魔笛の「夜の女王のアリア」などは、個人的にはもうちょっと憎悪や野心などの厚みがほしいと思ってしまう。

    ただ、今回のルクレツィアとしてのグルベローヴァは、これ以上ないというほど役にハマっていた。
    子を捨てた母の悲しみ、家名を侮辱されて怒る自尊心の高さ、そして自分の毒で息子を死なせてしまった絶望など、それぞれの感情がグルベローヴァの声にのっているのが分かるし、最後の絶唱などは一部しゃがれた低音を出したり、絹のような高音を絞り出したりと、感情と技術のバランスが素晴らしく、本当に涙がでるほどの苦しさが伝わってきた。

    またルクレツィアの夫ドン・アルフォンソを演じたAlex Espositoも素晴らしいバリトンで、深い歌声とユニークな役作りが良かった。

    ミュンヘンの聴衆もかなり満足したようで、拍手とブラボーの声が全く鳴り止まず、おそらくキャストは10回ほどカーテンコールに登場していた。
    写真は8回目くらいのカーテンコール。
    カーテンコールに出てくる度に観客も興奮してもっと拍手が続いてしまうので最後にはキャストも困ってしまっていたのだけど、、しかし観客にこれだけ熱狂的に愛されれば歌手のレベルもあがるだろうなと、バイエルンオペラの上手さの一端がわかったような気がした。

    • Donna Lucrezia Borgia:Edita Gruberova
    • Don Alfonso:Alex Esposito
    • Gennaro:Pavol Breslik

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