• ベルリン

    何をするでもないけどまた行きたいなと思うのがベルリンのいいところ。
    本屋に行ったり、ケバブを食べたり、ホームセンターに圧倒されたり、ジーンズでオペラを見たり。
    今まで行った首都の中で一番地味で好きかもしれない。

    2016年から何年か連続で行き、その時泊まっていたクロイツベルグのアパートメントは今や当時の倍ほどの価格になっている。

    10年の間にコロナ・パンデミックやウクライナ戦争や円安があり、あの頃はまだ旅のしやすい時期だったんだと思ったけれど、よくよく思い返してみれば2014年頃からドイツは難民の大量入国に直面し、国内では移民差別や様々な問題が起きていたし、イスラーム国をはじめとしたテロも多かった。

    あの頃だって世界はどうなっていくんだろうと思っていたのに、10年経ってその不安は増したまま、引き続き着地の見えない問いを持ちながら暮らし続けている。

    結局政治も経済も安定した『旅をしやすい時期』なんていうものはなく、ただ行ける時に行っておくということに限るのかもしれない。

    ,
  • 美味しいミャンマー

    今までに行ったところで料理が美味しかったのは?と聞かれると、思い出すのはミャンマー。
    ミャンマーをを旅行していて一番感じたのがミャンマー料理の美味しさだった。

    様々な味が楽しめる定食

    スパイスが効いたものも多いけど、沢山のおかずを自分のご飯にとって食べることで、自分流にいろいろとアレンジができるし、味もとても口に合った。

    こちらは「ゴールデンミャンマー」という観光客向けのレストラン。綺麗で料理も美味しい。

    テーブルの下には食べこぼしを狙う猫ちゃんも。
    こちらの定食で3000か5000チャットほど。(当時5000チャットで350円ほど)
    地元の方は毎回こんなに豪華ではないと思うので、もっと安いものもあるはず。

    日本の田舎のようなお茶文化

    食後やお茶の時間には、漆の食器に入れた漬物やナッツなどのお茶請けとともに急須にたっぷりのお茶がやってくる。

    仕切りがたくさんある漆器に入っているのお茶請けの中央がお茶の漬物、周辺はにんにくの効いたナッツやごま、パームシュガーなど。緑茶にもよく合いそう。

    日本でも田舎ではこういう入れ物に漬物が入ってお茶が出てくるので、日本と似てるなあと懐かしい気持ちになったり。

    ちなみに写真に写っている鳥の揚げ物も美味しかった!

    実はケンタッキーにも行ったのだけど、なぜか日本のケンタッキーよりも美味しく感じた。
    鶏がジューシーで、全くパサパサしない。
    ミャンマーのお隣タイのケンタッキーも美味しかったけど、ミャンマーほどではなかった。

    今でも日本のケンタッキーを食べるたびに、ミャンマーのケンタッキーは美味しかったなあ…と思い出す。

    さっぱりでもだしの効いたスープ

    あちこちで飲むスープもとても美味しかった。
    さっぱりした味で飲みやすいのだけど、お肉のダシが良くでていて。春雨なども入っている。

    こちらは山頂にある寺院に登り、また降りてきた帰りに頂いた春雨のスープ。
    暖かくてダシがきいていて、とても美味しかったなあ。
    パクチーやライムを入れて味を変えても楽しめた。

    , ,
  • 人に会うこと

    人に会うのは結構苦手な方だと思っていたし、はるか昔にスーザン・ケインの『内向的な人が秘めるパワー』を聴いてからは、やはり私は内向的な人間なんだ。引きこもっていていいんだと謎の自信を持っていたのだけど。
    ふと人に出会うと、やはりこの力には叶わないと思う。

    https://www.ted.com/talks/susan_cain_the_power_of_introverts

    新しいところに行こう、なにかを動かそう、と思わされるパワー。この先の『なにか』のスイッチが押された瞬間。
    今日はなぜかそういうことに行き当たって。
    得難いものをいただいたという気持ちになる。

    ,
  • 映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」雑感

    数年前の映画化決定から楽しみにしていたプロジェクト・ヘイル・メアリーを見てきた。

    原作(から私が想像していたもの)より1.5倍くらいはっぴーな映画。

    アンディ・ウィアーの原作映画化はその知識量から結構間引かないと映画にならないし、『火星の人』でもそうだったんだけど、『火星の人』がわりとショートカットな詰め込み方だったのに対して、今回は脚本的にもツイストがあって、味付けも足されている。
    それが原作ファン的には気になるところもあると思うけど、個人的には許容できる範囲だし、あのストーリーを映画として収めて成立させた時点で頑張ったなと思う。

    演出としてはビートルズたちが地球に向かって出発する時にかかる『Two Of Us』が好き。

    すこしどうかなと思ったのは、ロッキーのキャラクター。
    ロッキーが思ったよりかわいい!…んだけど、それってロッキーを対等なエイリアンではなくって天才犬くらいの扱いにしてないかと疑問にも思ったり。
    彼は不屈の精神を持つ善で器用なエンジニアなので。
    映画だと可愛さとか、ちょっとした強引さみたいな、主人公に寄り添う愛すべきキャラクター的な仕上がりが強すぎたかな〜と。
    でもグレースの性格も少し変わっているので、映画としてはそのくらいのバランスがいいのかもしれない。

    かなりの困難なミッションを一個一個課題解決していく二人の頑張りと関係性はやっぱり見ていて楽しく、そして自分の想像の中でぼんやりとしかわからなかった船の姿や宇宙のイメージが美しく描かれているのは本当に素晴らしかった。

    実質一人芝居で頑張っているライアン・ゴズリングの演技も良い。
    時々は強い意志を持ったものすごくかっこいい人になるのに、一方ではダサい負け犬感もうまくて。その時々がとても自然で「こういう人いるよな〜」という感じ。
    グレースの、いい人だし『自分は至ってノーマルです』と思ってるのに、その実クレイジーというとんでも人格にぴったりだった。
    あと『関心領域』にも出ていたザンドラ・ヒュラーさんもすごく存在感があっていい。抑制された強さの表し方とか。

    蛇足だけど、、、映画を見ていて、地球が寒くなって作物が取れないしエネルギーが足りなくなるっていうんだったら、アストロファージで地球を温めることはできないのかな??簡単に増やせるんだったら、せめて人間の食料と電気は間に合わせられないもの?
    …と思ったものの、アストロファージを作るにはそれ自体に結構な熱量が必要なんでしたね。

    映画ではいろんな設定が省かれているので、あれ??と思うところもあって、翌日また原作を読み直して、そういえばそうだったと色々再理解。
    見たあと・読んだあとに、こうだったら?こうしてたら?と色々考察できるのもSFの楽しさだと思う。

    ,