
何をするでもないけどまた行きたいなと思うのがベルリンのいいところ。
本屋に行ったり、ケバブを食べたり、ホームセンターに圧倒されたり、ジーンズでオペラを見たり。
今まで行った首都の中で一番地味で好きかもしれない。
2016年から何年か連続で行き、その時泊まっていたクロイツベルグのアパートメントは今や当時の倍ほどの価格になっている。
10年の間にコロナ・パンデミックやウクライナ戦争や円安があり、あの頃はまだ旅のしやすい時期だったんだと思ったけれど、よくよく思い返してみれば2014年頃からドイツは難民の大量入国に直面し、国内では移民差別や様々な問題が起きていたし、イスラーム国をはじめとしたテロも多かった。
あの頃だって世界はどうなっていくんだろうと思っていたのに、10年経ってその不安は増したまま、引き続き着地の見えない問いを持ちながら暮らし続けている。
結局政治も経済も安定した『旅をしやすい時期』なんていうものはなく、ただ行ける時に行っておくということに限るのかもしれない。







